Episode.25



( ; ゚д)ザワ(;゚д゚;)ザワ(д゚; )



「すでに動揺してる 笑」





「イスと机、ホワイトボードもある…」



「本格的に記録係だ 笑」




「えっと、それでは合奏を始めたいと思います」


よろしくお願いします!



「今日はそれぞれ、身体に染み込ませる練習をしてもらいました、

『クレオールの光』をやりたいと思います」



「先ず、隣が別の楽器になるよう…


シャッフルします!」


え!?



「同じ楽器が隣ってのはなるべく避けて」


「あ!でも

クラリネットは人が多いので」


「もし隣になっちゃっても、


例えばぁ。。


1stと3rdとか、


2ndとバスクラリネットとか!」



「パートの違う人が隣になるようにしてください^^」


「はいでは、


フルーツバスケット!」



「ふふ 笑」

「全然合奏っぽくない 笑」


ガタガタ…



( ; ゚д)ザワ(;゚д゚;)ザワ(д゚; )





「えっとこれでシャッフルできたかな…」



「そしたらこっからは完全イメージの世界です 笑」



「真ん中に指揮台がありますが、

あそこにクレオールを振っている時の、

坂口画伯をイメージで出現させてください^^」


「前髪をちょっと鬱陶しそうにしてる、あの感じね」




「じゃあ最初のカウントだけ数えます」


「いきまーす!」



「1~2~、1、2、3、4!」



♪~♫~♪



「手探り感満載 笑」









♪♫~ッ!



がやがや…



           「はい、お疲れ様でしたぁ~ 笑」


「あは 笑」



「指揮者が表現者なので、それに頼るのはまぁ当然なんですが」


「光一さんがそこにいないというだけで、

結構皆さん結構あっぷあっぷしてましたね 笑」


苦笑



「でもそれは、表現者のイメージを共有できてないってことでもあり」

「指揮者に依存をしてしまってる証拠でもあります」



「うわっ、バッサリ…」



「あとまだほとんどの人が『暗譜』してるだけで」

「楽譜にも結構依存しちゃってます」


「指揮者も楽譜もない状況に不安を感じてしまうのは、

たばこやアルコール依存の、禁断症状のようなものです」


( ; ゚д)ザワ(;゚д゚;)ザワ(д゚; )




「でもご安心ください」


「『身体に染み付いてない』と思ってるだけで、

結構身体は覚えてるもんです」


「それに依存症は治せるもんなんで 笑」




「えっと」



「じゃあここで一旦指揮台を下げて、

イスを3つ用意してください」



「はい!」


ガタガタ…


( ; ゚д)ザワ(;゚д゚;)ザワ(д゚; )




「超動揺してる 笑」



「この曲は結構何度も演奏されてると聞きました」


「みなさんが思っている以上に身体に染み込んでる…はずです」



「そして1つ前言撤回しなければなりません」



「最初に、譜面台はあの箱から出ることはないと言いましたが…

今日は3つだけ譜面台を使いたいと思います」



「理紗ちゃん、おねがーい!」


「は~い!^^」

        カチャカチャ…




「さて皆さん、



3つのイス、そして3つの譜面台が

円の中にあります」



「これからなにをするかと言うと、

皆さんに…


どれくらい身体に染み込んでるかを


競ってもらいたいと思います!」


え!?


( ; ゚д)ザワ(;゚д゚;)ザワ(д゚; )



「えー記録係は、うちのサークルの、

小鳥遊仁美さんと緑川希さんにお願いしてます」


「はい、みなさんで!」

「よろしくお願いします!」


よろしくお願いします!



「なんか恥ずかしい 恥」




「そしてどうやって競うかと言うと…」




ガザゴソ…


「じゃーん!」



「ん?なにあの本」



「子供向けの間違い探しの本!」

「しかも3冊同じやつ 笑」




「違う楽器やパートの3人に」

「この曲の、3人全員が吹いてる箇所を演奏しながら、

間違い探しをしてもらおうと思います!」


え!?


( ; ゚д)ザワ(;゚д゚;)ザワ(д゚; )


「僕のカウントで始まったと同時に」

「仁美さんがストップウォッチを押してくれます」


「制限時間は…30秒!」


げっ!


「演奏が途中でできなくなった人は失格」


げげっ!


「全部見つけたら手を挙げてください」


「一番早く間違いを見つけられた人が勝ち抜け」

「勿論手を挙げて正解じゃなかったら失格です」


げげげっ!


「なので、1人が手を挙げても諦めずに続けてください」


( ; ゚д)ザワ(;゚д゚;)ザワ(д゚; )


「予選を勝ち抜いた皆さんにはトーナメント形式で、

優勝目指して競ってもらいます」


( ; ゚д)ザワ(;゚д゚;)ザワ(д゚; )

「見事優勝したかたには」


「僕が『とん風』のミックス定食を奢ります」


えっ!( ̄ー+ ̄)キラリ


「突然目つきが変わった 笑」

「ふふ^^」



「じゃあ最初は、そこの3人から始めようかな」




「頭からしばらくはみんな吹いてるから…」


「では最初っからいきましょう!」



「さて、位置についたところで始めたいと思います」

「第1回『ミックス定食』争奪、間違い探したいかーい!!」


いえーーい!ヾ(≧∀≦☆)


「あはは 爆笑」




「それではいきましょう!」


「1~2~、1、2、3、4!」



♪~♫~♪



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