эпизо́д.22




…まさか本当に



いけるとは思わなかった


「ん?どうかしましたか?」

「いえいえ!」


「くす 笑」


「でも意外でした」


「え?」



「寺田さん、オシャレなお店知ってるなぁ〜って思って」


「あ」



「あ、もしかして」

「わざわざ調べてくれたりとかしたんですか?」


「えー…」


「そんな感じです。。」


「そうなんですねぇ^^」

「ありがとうございます^^」


「い、いえいえ…」



「もしかして…」


「え?」


「『緊張』しちゃってます?」


「あ」


「すんません。。」


「ふふ 笑」


「私も今日緊張しちゃったぁ〜♪」

「え?」



「人前で歌うなんて、カラオケ以外になかったから 笑」


「ああ、今日の本番」



「しかも時期的に他のグループはみんなクリスマスソングだったのに、

私達だけオリジナルソングだったし」


「はは 笑」


「衣装も揃えたりしてましたしね、他のグループは」

「そうそう!」


「私服で、しかも色合いもバラバラだったの…

私達だけでしたよ 苦笑」


「治さん、本当に何にも決めてなくって」


「今日集まった時、思わず笑ってしまいました 笑」

「ねー!」


「私も、今日治さん本当に来なくって…

「え!?」って思っちゃいました 苦笑」




「お待たせしました、こちらシーザーサラダです。」



「こちら、お取り皿にお使いください。」


「ありがとうございます♪」



「寺田さんは食べれないものとかあります?」

「い、いえ」


「口に入るもんなら何でもイケるタイプです」


「そうなんですねぇ〜」


「私トマトがちょっと苦手でぇ。。」


「この『プチトマト』ちゃんたち…

消費してくれると嬉しいかなぁって」


「あ、全然オッケーっす」

「よかったぁ〜♪」


「はい、どうぞ^^」


「ありがとうございます!」



「いただきまぁ〜す♪」

「いただきます」


「あ」


「美味しい〜!」


もぐもぐ…


「でも、よくここ予約取れましたね」



「ん゛?」



「ここ、普段でも予約取りにくいのに、

今クリスマスシーズンですよ?」



「あ」



「お待たせしました。カルボナーラと、

こちらがマルゲリータになります。」

「あ、来た」


「美味しそう〜!」

「お取り皿ご用意しますか?」


「あ、大丈夫でーす」



「写メしちゃお〜っと」


ふんふふ〜ん♪



「実は…



「ん?」



ここ、川口に教えてもらった店で」


「あ」


「予約とかもしてくれたんで、

その辺はよく分からんのです。。」



「なーるほどぉ」


「川口くんなら分かるかも」



「なんかすんません。。」


「そんな謝らないでください」


「なんだか、

私が怒ってるみたいに見えちゃうじゃないですかぁ」


「あ」


「冷めちゃう前に食べましょ!食べましょ!」


「あ、はい。。」



「あ」


「え?」


「美味しい〜!♡」


「あ」



「はは。。汗」



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