「置き手紙には、また来そうなイキフン漂ってたしね　。。」

「って」

「探りを入れるためだけじゃないでしょ！電話したの」

「うそ！」
「友美結婚するんだ！！」

「あぁ、そういえば友美には新しい住所教えてなかったかも」

「さりげなく縁は切ってません！」

「結婚式かぁ。。」

「人の幸せ見せつけられに、

わざわざお金払って行くのも、

ねぇ 苦笑」

「皆子は行くの？」

「『微妙なイケメン』爆笑」

「韓国整形ツアー行ってる感じ？」

「はは、ウケる 笑」

「まぁ、友美のことは、招待状来てから考えるよ」

「ん？」

「『で？』って？」

「・・・」

「仕事柄、出張が多いんだけどぉ…」

「「なるべく時間作って会う」って言ってくれてる」

「そりゃ『恋のエースパイロット』だもん、私」

「ドッグファイトには自信あんだから！」

「撃墜しないって！！」

「え！？」

「この電話、ベッドの上からしてたの！？」

「起こしちゃマズいって…私の知ってる『あの人』だよね」

「違うんだ 爆笑」

「あの～！！実は皆子さん！

「ちぇっ」

「切られた(ㆀ˘･з･˘)」

ブブッ ブブッ…

「あ！」

「どしたの？」

「仁さんから電話なんて珍しい」

「今？」

ピッ

「今はねぇ、録画してたドラマ観てた」

「ゔ～(｡-_-｡)」

「「なぁんか急に怒られてんなぁ」って思ったら…

それもう、仕事中に見る夢じゃないですって！」

「チョー熟睡しちゃってるじゃないですかぁ」

「え？今から？」

「メイクとか落としちゃったから、今から外はちょっと…」

「ウチなら大丈夫だよ！」

「あ、でもお酒とかはないけど…」

「アイデア絞り出すのに徹夜続きなのはよくある事

「いや」「え？」「デザインやってて徹夜してたんじゃなくって」

「じゃぁ、なんで徹夜？」

「本当！じゃあそうしてくれると嬉しい！」

「あ、あとなんか冬限定でぇ、

チョコのアイスが出てるみたいだからぁ…

それ買って来てくれると嬉しいかもぉ～」

「ありがと～～♡」

「じゃあ待ってまーす！＾＾」

「はーい♡」

「・・・」

「ダッシュでお風呂入んなきゃ！！」