…「なんだか田中さんは最近、お笑いにハマってるんですって？」

「そうなんです、オフはビデオ観たり劇場にも行ったりしてます」

「えー、そんな田中さんイチ押しの芸人さんに、

今日はなんとスタジオにお越しいただいております！」

「なんだお笑いか…」

ピッ

「えー！？なにその素敵な夢は！？」

シーッ！「声大きいって(〃ω〃)」「しかも伊勢原さんが

ずっと眺めて待っててくれるなんて…」

「うわっ！」

「懐かしい～」

ブブブブブブブブ…

「あ、皆子なにぃ〜？」

「うん」

「観てたよ、さっきまで」

「お笑いに興味ないから変えちゃった 笑」

「え！？」

「なんでそんな疑惑が出んのよ 苦笑」

「…まぁ、確かにぃ」

「透さんとは食事もしたけれどもぉ」

「残念ながら『一般女性』ではございません」

「釣り行って１匹も釣れない日だってあるでしょ！笑」

「いや、やった事ないし興味もないんだけど 苦笑」

「『例えば』、の話で」

「あ、友美んち遊びに行ったんだ」

「子供、もう大きくなってたでしょ～」

「ん？まだ会った事ない 笑」

「だって『ビミョーなイケメン』の子供でしょ～？」

「子供に会って、笑い堪える自信は私にはない」

「『可愛いね～♡』

とかはいっくらでも言えるけど・・

でも友美にも私の本性バレてるし 爆笑」

「え！？私！？」

「結婚する相手がいないもん」

「ん？」

「ああ 笑」

「するわけないじゃん、『仮の住居』なんだから」

「あれは勢い勢い 笑」

「思わせぶりな態度みせとかないと」

「勝手に諦められたら大変だし」

「ん？仮？」

「あのさ、ヤドカリっているでしょ」

「爆笑」

「皆子、ああいう生き物系苦手だったよね 笑」

「背中に背負ってる貝ってさぁ、あくまでそんときのねぐらでしょ」

「だって私『至純の花』だよ！」

「私に相応しい相手じゃないと」

「それに下手にバツつけたくないし」

「うん」

「もうねぇ、ホンット映像で見せたいくらい」

「「女優になれんじゃない？」って自分で思ったもん 笑」

「だからあの人は、新居が見つかるまでの、『仮の住まい』」

「皆子に言われたくないよ～」

「だってひとりだと生活するのに手一杯で、

自由に使えるお金がなくなっちゃうしぃ」

「あ、やば」

「そろそろあの人が来る時間だ」

「え？」

「んー。。」

「どうだろ 笑」

「はぐらかして逃げれる時もあるけど、最近強気に出る事もあるから」

「まぁ…そん時はそんときで 笑」

「はは 爆笑」

「大丈夫、私リアルタイムで顔差し替えられるから！」

「今日は『倉西悠斗』だと思って抱かれるよ！」

「それか生理だっつって逃げる 爆笑」

「ん？報告？」

「するわけないでしょ！」

「はは、皆子も程々にね～ 笑」

「んじゃまたぁ」

「…はいはいー、またねぇ」

・・ふぅ

あ、ひとの気配

・・・

よし！

ピンポーーン！

「はーい！♡今行くー！＾＾」