эпизо́д.72



                  ぱちぱち

                ぱちぱち

 ぱちぱち

「いやぁ面白い! 」

「透ちゃんがハマるのもわかるわぁ~」

「ですよね!!」

「じゃぁこちらにお座りいただいて…って

犬かよ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾」

笑笑 

                   笑笑

「椅子いす…って

フツーに座れよ!!(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾」

爆笑

「フントさん、普段は大人しいんですけどね 笑」

「あれ?美空ちゃん、知り合い?」

「おいどん、美空さまと同じ事務所でぇごわす」

「え?フントさんって九州のひと?」

「いや、湘南でやんす」

「フツーに喋れ!(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

爆笑

「あれ?でも美空ちゃんとこモデル事務所でしょ?」

「先ほどビデオ出演されてた秋葉栞さんも、わたしの事務所の先輩で」

「倉西悠斗くんも同じ事務所だよね♪」

「そうです!そうです!」

「倉西悠斗ももう人のもんだしなぁ…」

「!」

「美空ちゃんの事務所!倉西悠斗の他に男の人は!?」

「フントさん」

「( ̄+ー ̄)」

笑           笑

ちら

「なにちょっとカッコつけてんねん!(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾」

爆笑




「えっと…我ながら」


「地上波初の割に、結構ウケていたかと。。」




「ふみとぉ」


「ん?」



「ふみとが事故ったのって…何年前だっけ」



「えっと…


ご、5、6年前でしょうか、ね」


「その節は色々とご迷惑を

「このアシスタントの娘、

どーっかで見た事あるって思ってたんだけど…」


「え?」



「この娘、あん時お見舞いに来た子の、

お姉ちゃんの方だよね?」


「ゔっ(; ・`д・´)」



「やっぱりそうかぁ~」



「で」



「この娘、ふみとがスカウトしたんでしょ」


「ぬっ(; ・`д・´)」



「あのカウンター、小学生にも反応するかぁ…」


「「なんでふみとが美咲さんの事務所!?」ってナゾだったけど」



「『そっち』の才能を買われたのかぁ~。。」



「えっとぉ…」



「その件に関しましては、トップシークレットでございまして…」



「は!」


「ロケとかで地方回ってるのも、
『原石探し』も兼ねてたんだ!!」



「それはあくまで、世間には知られてはいけない裏稼業でして…」




「・・・」



「ふぅぅ」



「今日は久しぶりのデートなんだからね」


「『高嶺の花カウンター』はオフっておくように!」


「それはもう!!(; ・`д・´)」

「『愛する女性』はゆずきだけなので!」



「もー(〃ω〃)」



「そういう恥ずかしくなる台詞は、

大声で言わなくていいの!(〃ω〃)」




「そ、それと…」


「ん?」



「ゆずきに渡したいものが、あ、あって」



「なに?急に真面目モードで」




「こうやって無事地上波デビューもしたし・・」


「ゆずき以外に、僕に好意を抱いてくださる女性なんて

おそらくはこの先、四半世紀は出てこないだろうと思ってて・・」



「こ、これを受け取っていただければ、なと」


「え!?」


「こ、これって…」



「けけけ、結婚を前提に」
「おおおおおお付き合い、
いいいいただきたいなと!!」


「!?」





「・・・」





「…ホントにわたしで、いいの?」



「いや、『わたしで』ではなく!!(; ・`д・´)」


「?」



「ゆずきじゃなきゃ駄目なのです!!!」




(〃ω〃)





「…いいよ」



「よっしゃーーーー!!!٩(๑`^´๑)۶」


「ふふ^^」




「これ、開けてもいい?」


「ゔっ(; ・`д・´)」



「ど、どうぞ…」



「なにちょっと後退りしてんの?」



「いや、その恥ずかしいというか(; ・`д・´)」




「ふっふふ~ん♪」




ガザゴソ…




「♪~」




パカッ



「って





「続きはWEBで!」





ふみとぉ、なにこれぇ!?」




「って




もういないし…」



「ふみとぉーー!」




   「ちょっと期待しちゃった、




このわたしの気持ちを返せ~~!!」



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