Episode.11



「ノン、また来週ぅ~」

「じゃあね」




              カラカラカラカラ…





     カラカラ…

      「・・・」




ひょい



ドサッ!



「ほっ!」



すとん




「あ、『偶然』^^」


「はい、帽子」

「サンキュー!」




「あの、さ」


「ん?なに?」



「途中で…買い食いしない?」


「小腹空いちゃってさ 笑」



「…いいよ」



「ε-(´∀`*)ホッ」

「よかったぁ」


「?」



「片岡さん、真面目そうだから」


「「買い食いなんてだめ!」って言われるかと思ってた」



「正解」


「え?」



「私」


「『真面目そう』にしてるだけで、『真面目』じゃないの 笑」


「そなんだ 笑」


「勿論、森田くんのおごりでしょ?」

「もち!」



「じゃあ、ファミレス行く?」

「それは財布的にムリ!」


「コンビニでなんか買って、公園かなんかでだべろうよ」


「おやつは100円まで?」

「はは 笑」


「もうちょい大丈夫^^」


「ふふ 笑」

「じゃ決定^^」


「んじゃレッツゴー!」









キィ~

「はい、コンビニとうちゃ~く!」



「随分遠くのコンビニ、チョイスしたね」

カチャ


「一緒にいるとこ、誰かに見られたらアレだし」


「そっか」

「モテモテだもんね、森田くん」


    「それに女子って、『スクールカースト』とかあるんでしょ?」

     「片岡さんに迷惑かけちゃうのもアレだし」


        「ああ、そういうんだったら別に気にしないで」

           「私、女子のそういうマウンティングには興味ないし」



「でも目ぇつけられたらヤバいんじゃない?」


    「大丈夫、私『空手』習ってたし」

          「てっ、鉄拳制裁!?」


                 「ふふ 笑」


                     「気遣ってくれてありがとう^^」



「入ろ入ろ!」



「お、おう(;・∀・)」


スーーーッ

 ティロリロ♪ティロリロ♪ …


「なにちょっとビビってるの? 笑」

「いらっしゃいませ~」


「片岡さん怒らせたらアレだなぁって…」


「大丈夫 笑」

「滅多に怒んないから^^」



「でもその心掛けは必要かもね」


「私ドリンク見てくる」

「お、おう(;・∀・)」





「くす 笑」






「もう決まった?」

「うん」


「…って


カップ麺食べるの!?」

「うん」



「うち帰ったらご飯食べるんでしょ?」

「うん食べるよ」



「…男子の食べる量って、やっぱり凄いんだね」

「育ち盛りだから」


「で、そっちに持ってるのが」

「いちごオレ」



「それ1リットル…」


「いらっしゃいませ~」



ピッ



ピッ


「ストローおつけしますか?」

「あ、はい」



ピッ


「つけるんだ!?」



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