эпизо́д.20




「застежка-молния。」




しーん…




「まさかのガン無視 笑」

「これもある意味初めてのパターンだな、フント 笑」


「お、おう(; ・`д・´)」



「あ」


「ごめーん」


「まさくんに「気にしないで」って言われてたから、

フツーにスルーしちゃった 苦笑」



「でもそれ、なんか別の自己紹介かなんか?」

「ふっ失笑」


「まぁ、知り合いになると漏れ無くだから…」

「ある意味『自己紹介』なのかもな 笑」


「お、おう(; ・`д・´)」


「さて通過儀礼も終わった事だし、本題に入るか」



「・・・」



「あ」


「ごめんごめん 焦」


「どっから話そうか考えてた 苦笑」



「えっとぉ」


「大体の事は美波から聞いてるので、

説明はしてもらわなくっていいんだけど」


「ってか、


大体の事を聞かされちゃったから、

メンドーな役回りをやるハメになっちゃったんだけどね 苦笑」




「先ずフントくん」

「は、はい!」


「フントくんの言った事は…


当たってる」

「へ?」


「理美、お父さんにちょー似てるもん 笑」

「そうなんだ 笑」



「でもそれは、


『可愛いお母さん』じゃなくって、

お父さんに似ちゃったっていう」


「理美にとっては、コンプレックスに感じる部分でもあるから」



「思ってても、口には出しちゃいけない事」



「言葉にする必要のない事」



「…はい」


「まぁお酒も入ってただろうから、

その場の勢いでってのもあっただろうし」


「それを美波が、理美に送っちゃったのが、

そもそものアレなんだけどね 苦笑」



「でも美波も、わざとやったわけでもなさそうだから…

それもまぁしょうがないっかなぁって、私は思う」


「だから今回の事は、フントくんは悪くはない」



「悪いのは理美と…



まさくん」



「・・・」



「…なんも返さないって事はまさくん、

『多少は』後悔してるんだね」



「…まぁ」



「来年になったらみんな二十歳になって、

『一応』大人の仲間入りはするけれど」


「でもまだ来年の話だから」



「今はある意味、子供でいられる『最後の一年』だから」


「二十歳になるまでは、

『ガキんちょ』でいさせてあげて欲しいなって私は思うし」


「それを責付く、まさくんのほうが…

『器がちっちゃい』って思うけどなぁ」



「・・・」



「…ふぅ」



「まぁ…確かに」



「理美は一人っ子だし、ママが元アイドルだし」

「大事に、だーいじに育てられちゃったから」


「自分のわがままを押し通すことに慣れちゃってるの」


「だからまさくんの言う通り、子供っぽい部分は確かにある」



「30とか過ぎてもあのまんまだったら、

流石にちょっとヤバいとは思うけど 苦笑」


「でもまだ理美19だから」



「甘やかされて育ってきた分、

心が大人になるのも、他の人より時間がかかるとは思うけど」


「でもそれも、理美なりのペースがあると思うんだ」



( ゚ ρ ゚ )ボー



「…って」


「なんかフントくん、フリーズしてんだけど 苦笑」


(;・∀・)ハッ?


「カンバセイションがあまりにもハイクォリティーで…」

「処理がおいつなかったっす…」


「ふっ 失笑」



「…いいよ」


「ん?」


「俺のほうが折れて理美ちゃん達に謝れば、

それで丸く収まるんだろ?」

「さすがまさくん、話が早い^^」


「でもただ謝るだけってのもアレだから…

ちょっとなんか考えとくよ」

「よろしくお願いします^^」



( ゚ ρ ゚ )ボー



「…って」


「またフリーズしてるし 笑」


(;・∀・)ハッ?


「カンバセイションのスピードがちょーファステストで…」


「処理すらできなかったっす…」

「あは 笑」



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