эпизо́д.57




「文人、『金山さん』のこと、

なんの考えも無しに来ちゃってるのよね?」


「はい」


「完全に『女性陣』を

頼りにしてたみたいで 苦笑」



「さっきモールに金山さんの、

お隣りさんもいらしてて、

そん時に聞いたんだけどね」


「最近、ご夫婦の口論も聞こえたりしてるみたいで」


「『口論』、ですか」


「うん」



「でもそういうのもまぁ…

家族やってりゃあどこでもある事なんだけど、ね」


「まぁ気持ちに余裕が無い分少し、

ホルモンバランスが崩れる時期もあったりもするから」



「ほるもんばらんす?」


「結愛ちゃんは、
まだまだぜーんぜん気にしないでいいのよぉ 笑」


「フント二等兵、上がりました!( ̄^ ̄)ゞ」


「はーい!」


「じゃあ結愛ちゃん、お姉ちゃんと一緒に、

シャワー浴びちゃおー!」


    「ちゃおー!ヾ(≧∀≦☆)」



「可愛いわぁ~、結愛ちゃん」





「響子ってね」


「はい?」



「結愛ちゃんのお母さん」


「はい」



「育児ストレスもあったりして。。


今の金山さんとこみたいに、

ちょっと余裕のない時期もあったのよ」


「そういう時って自分で制御がしづらいから、

余計なことに首突っ込む余裕も、突っ込まれる余裕も、

ウェルカムな姿勢も取りづらいのよね」



「だから正直金山さんとこも、

突然行ってってのはさすがにキツいかなぁって思う」


「じゃあ、


「結愛ちゃんのお母さん」になって、

娘ちゃんと先に仲良くなる、とか」



「あ」


「意外といいかも、それ」


「でもさすがにゆずきちゃんは…

「わたしは無理です! 苦笑」


「結愛ちゃんの年齢引いたら、

わたし小学生ですもん 笑」



「ってなるとぉ」



「私、ですか 苦笑」



「ちなみに花純さんは今は…」


「に、26です」


「ピーク真っ只中!」


「羨ましいわぁ~」



「26ならぁ…


まぁ『ヤンママ』設定ならいけなくはない、か」



     「そういうのってウチあったかしらぁ」



「探しに行っちゃった 笑」




「でも結愛ちゃんの、お友達で来たはずの人から

いきなり『孝くん』の名前出てくるのも」


「『余裕がない』感じだと、やっぱり難しい気もするんだけど」


「確かに 苦笑」



「まぁ明日は取りあえず、駄目元で行ってみて」



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