эпизо́д.69-1
ガチャッ!
キィ~
「戻りましたー」
バタン!
…「始まりました『ひだまりのじかん。』」
「司会の阪口未希と」「アシスタントの相澤美空です」
ぱちぱち
ぱちぱち
ぱちぱち
ガチャッ!
「ありがと」
「愛菜ちゃん、お昼買ってきたよー!」
「はーい」
キュイッ ジャー
「あのデッカいTV、家主に無許可で、
なんでいきなり設置されてんの?」
キュイッ
カチッ
「『田舎のスマホ』も、
都会の最新情報を常に浴びていれば、
今までとは違うものを受信するんじゃないかと…
愛菜ちゃんが」
「でもその本人が、一番都会の情報に溺れてるんだけど…」
「まぁまぁ、少しくらいは、ね」
「暢子ぉ」
「陽介さんと結婚してから、更に『お母さん感』増したよね」
「今日のGuestsは「さすが帰国子女!笑」
「美空ちゃんお約束、ありがと( ̄ー+ ̄)キラリ」
笑笑
「ふふ 笑」
「俳優の田中透さんと女優の小鳥遊仁美さんです」
ぱちぱち
キャー
ぱちぱち
「あ!暢子さん!」
「『小鳥遊仁美』さん、出てますよ!」
「あ、本当だ」
「愛菜ちゃーん」
「それよりも今はご飯ご飯」
「今日は自分のデザイン、アタシにプレゼン
するんじゃないのぉ?」
「先ずは田中さん、ご結婚おめでとうございます!」
「ありがとうございます^^」
ヒュー
ヒュー
ぱちぱち
「透ちゃんも人のものかぁ…」
「そこから逃れるために、買ったフシも
ありそうですね 苦笑」
「お相手は一般女性ということで
…ぶっちゃけどこで知り合ったんですぅ?」
笑笑
笑笑
「『ありそう』じゃなく、
ほぼそのためだね、アレは」
「えー、共通の知り合いがいまして」
「ねぇ美空ちゃん、知り合いにイケメン俳優いる?」
「いないです」「はい、消えたぁー!」」
爆笑
「ほら、いつまでもTVの前にいると、怒られちゃうよぉ」
「はーい」
「完全に『お母さん』だ 笑」
ピィ~
カチッ
「今日は『五穀茶』淹れますね~」
「今日のお弁当は…」
「Σ(・∀・|||)ゲッ!!」
「なんですかなんですか!」
「いつだか『油淋鶏祭り』やった事あったでしょ?」
「『豆腐』ハンバーグ…」
「そっ、『豆腐ハンバーグ祭り』です^^」
「初めて食べるかも!」
「はい、お茶どうぞ」
「ありがとうございます!」
ずずっ
「あ、このお茶も初めて飲んだかも!!」
「ぷっ 失笑」
「え?」
「なんか今わたし、変でしたか?」
「それ、愛菜ちゃんが、
こないだの『修学旅行』で買ってきたやつ」
「あ!中国地方の!」
「超アバウト 苦笑」
「自分の行ったとこすら覚えちょらんのかい!」
「灯里さんも好き嫌い言わずに、先ずは食べてみてください^^」
「ほら、暢子ママに言われてますよ!」
「ふぅ…」
「…いただきます」
「!?」
「なにコレ!?」
「チョー美味しいんですけど!!」
ŧ‹”(o’ч’o)ŧ‹”ŧ‹
「寿子さんの作るお弁当、本当どれもみんな美味しいですよね^^」
「『としこ』さんって?」
「あそこのお弁当屋のおばちゃんの名前」
「なるほど!」
「わたしもいっただきまーす!」
ぱくっ
0コメント