Episode.25



ガチャッ


「ひゃあ~楽しかったぁ~!」  

  


「ふうぅうぅ」


バタンッ

「お疲れさまでーす」


「中西さん、楽しかったね!」


「んだね^^」

「今日みたいな小編成もいいね」

「だね!」


「私、弾き語ってた時と

いつものしか知らないから、ムッチャ新鮮だった!」



「そして健ちゃんはサイン責めか 笑」


「健治さんくらいの『知る人ぞ知る感』が、

女心をくすぐるんじゃない? 」


「わかんないけど 笑」


ガチャッ

「はぁ~~」


「健ちゃん、おつかぁ~」



バタンッ

「健治さん、サインもう考えたの?」

             

「いや、急に変えると、最初の頃の人に

アレだなぁ~って思って…変えてない 笑」

ガチャッ

「あのまんまなんだ 笑」

「ビール持って来ました~」


「佳奈ちゃん、あんがと~!」


「あとこれ差し入れです」


バタンッ

「私に!?」


「いや…健治さんに 笑」


「やっぱそっちかぁ~!笑」



「まぁ取りあえず」


「佳奈ちゃんも佳奈ちゃんも!」

「あ、はい!」



「えー今日も中西さんのギターと、

佳奈ちゃんの献身的な支えと…

健治さんの人気で、私はラク~ぅに楽しめました 笑」



「今日も楽しい音楽をありがとー!」


かんぱーい!



「今日は撤収が楽だから

ちょくちょくやろう、これ 笑」


「私は着替えるぞぉ~」



カチャッ



パタンッ




「今日の即興コーナー、

超羨ましかったです!」


「そう?よかった^^」


「健治さんって、

ああいうのよく思い付けるね!」


「自分の名前が歌になるなんて

…幸せすぎますって!」


「『佳奈』ならわりと直ぐ作れそうだよね」


「んー、そうだね 笑」


「歌詞も直ぐ出てきそう」




カチャッ



パタンッ


「ふぅ~」


「んじゃ今度さ、

佳奈ちゃんの誕生日にサプライズでやろっか!」


「ホントですか!」


「でも、今言ったらサプライズじゃないでしょ 笑」


「あ、そっか 笑」

「佳奈ちゃん、今の話忘れて!」


「はい! 笑」


「んで当日、ウチらが忘れてたら

超ヒドいよね 笑」


爆笑


ブブッブブッ…

「大丈夫です!」

「ムッチャオーラ出してアピールしますんで!」

「!?」


「・・・」



「ぬああ!」

「もう、超目がパンダになってる~…」


「・・あれ?」


「・・・」


「健治さん、なんかあった?顔色悪いよ?」



「…あ、大丈夫大丈夫」


「ストーカーからのサプライズ!とか? 笑」


「それムッチャ怖いやつじゃないですか!」


「そんなんじゃないって 笑」



「昨日まで広島に行ってたから、疲れてんのかもね」

「え!?」

「健治さん、広島行ってたの!?」


「もしかして暢子さんと撮影で?」

「ううん、僕1人」


「夜中突然思いついちゃって…車で 笑」

「車!?マジで!?」



「それで今日ライブやったなんて、

ホントすごすぎる…」


「健治さん、それ『かも』じゃなくって疲れてんだって!」

「今日は真っ直ぐおうちに帰りましょう!」



「じゃあお言葉に甘えて」


「ゆっくり休んでくださいね!」


「佳奈ちゃん、ありがとう^^」


「健ちゃんお疲れ~」

「またこれやろうね!」


ガチャッ


「はーい、じゃね~」




バタンッ



「すげーな、健ちゃん」


「広島の写真、見てみたいです!」


「でも健治さんの写真って、いっつも

言われないと、何処だか分かんないんだよねぇ」



「次のアルバムに使おうって思ってる写真も、

京都出身の私が京都だって分かんなかったんだもん」


「ぶっ 失笑」


「中西さん、なに?その笑いは」



「いやぁ、Mikaちゃんが京都出身って


…今日1のサプライズ 爆笑」


「ほ、ほんまやで~!」


「ウソっぽい 笑」


「もう東京いんの長すぎて、京都弁すっかり忘れてる 笑」


「わて京美人どすえ~~」


爆笑


「もうそれ、次のMCのネタにしな」

「超おもろくて涙出てきた 泣笑」


「中西さん、ホントに泣いてる 笑」


「次回健ちゃんにも教えよっと」


「あーおもろ 笑」



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