5−6
「あ!あそこ僕も行った事あります!」
「あ、そうなんですね!」
「なんか勝手なイメージなんですけど、
砂って吸音効果がありそうな感じがして」
「そういう場所のほうが
…なんだか話しやすい気がしたんです」
♩~♫~
「確かにありそうな感じはしますね、吸音効果」
「さっきも「カメラ持ってくればよかった」って
言ってましたけど」
「撮影かなにかで行かれたんですか?」
「い、いやぁ~どうでしょう~」
「Mikaさんのファンの間ではもう」
「健治さんが撮ってるって…バレてますよ 笑」
「マジですか!?」
「マジです 笑」
♪~♫~
「じゃあ『後ろ姿』もバレてたりとか…」
「そこはまだ謎のままです^^」
「よかったぁ~!ε-(´∀`*)ホッ」
「もしかしてライブ会場でお会いした、
『大切な人』だったりとかします?」
「それはご想像にお任せします^^」
「モデルではなく一般の方ですからね、あの『後ろ姿』は」
「なんでそこだけは『死守!』したいんですよね」
♩~♫~
「あ!」
「でもその『後ろ姿』を一般人呼ばわりしてる僕が、
「有名人だぜ!」っていう事じゃないんですけど…」
「ふふ 笑」
「健治さんって面白い方なんですね^^」
「いやいや!」
「『面白い』とかってのはあくまで
ひとからの評価でしかなくって…って」
「これは評価されるから…面白いのか!?」
「!?」
♪~♫~
「あ」
「なんかすんません…」
「い、いえいえ^^」
「あ、そうだ」
「着いたらうなぎ食べません?」
「ちょうど浜松インターで降りるんで」
「浜松といえばうなぎですからね」
「でも値段結構するでしょうし、
予約もしなきゃいけないんじゃ」
「名店って呼ばれてるお店は、
繁華街から少し離れた場所にあったり」
「要予約でお値段も結構しますけど」
「でも最近では本店とは別に、
駅近辺に支店を出すお店も増えてますし、
お値段もリーズナブルですし」
「多分、並べば食べられると思いますよ♪」
「並ぶんですね…」
「あ」
「健治さん、並ぶの苦手でしたね…」
♪~♫~
「気を遣ってくださらなくっても全然平気です」
「割と撮影の時も、行って撮って帰ってが多いですし」
「まぁさすがに遠出の時は泊まるんですけどね 笑」
「なのでもし杉下さんが、お腹が空いているのであれば、
どこかでお弁当を買うってのも手ですね^^」
「『お弁当』、ですか…」
「じゃあ次のサービスエリアで、
さくっとなんか買って来ちゃいますね」
「あ、そしたら僕もお土産にお茶でも買おっかな」
「じゃあ『寄る』って方向で」
「ありがとうございます^^」
0コメント