5−40
「そしたらポケットに、それ入ってんのに気付いてさぁ」
「「ほぉ、そう言うことかぁ」って思って…
そん時は「あ゛?岡崎陽介?」ってなってたんだけど」
「ジョン化して元に戻ったら、なんかよう分からんけど記憶も戻った」
「ジョンが陽介を導いたんだ…」
「いまだに11年経ってるってちょっと信じられないんだけど…
超絶美人になった仁美さん見て、「あ、11年ホントに経ってんだなぁ」って」
「なんて書いてあるの?」
「『岡崎陽介』さま
信じられないとは思いますが、今は2018年、あなたが33歳になった年。
11年間、あなたは深い眠りについていました。あなたが眠ってしまっていた
その間は、『落合健治』というひとがあなたの身体を守ってきました。
あなたがこれを読んでいるとすればそれは、あなたが目覚めたということ。
もうすぐあなたの仲間たちがやってくるでしょう。
お帰りなさい、岡崎陽介さん」
「よくお前これ読んで「ほぉ、そう言うことかぁ」って思えんな」
「まぁ、考古学とか歴史学とか言語学とかやってると、
わりかし昔も、説明できないもんがわんさかあるし」
「それに拓也の顔、ムッチャ33だったから、
もう俺が納得すればいいだけなんだって思って」
「なに?そのアバウトな納得の仕方 笑」
「『なんで?』なんて、悩んでてもしゃーないもんって、
いっぱいあるじゃないですかぁ」
「例えば…指に生えてる毛とか?」
「「…えっと・・これはなにを保護するものなのでしょう…」って」
「考えるやつなんて誰もいないでしょ 笑」
「ふふ 笑」
「中身がホント、昔のまんまの陽介氏だ 笑」
「当たり前やん!」
「いきなり「11年後です」言われても…
いきなり33にはなれないだろう 笑」
「確かに 笑」
ちらっ
ボッ!! 赤面 照
「で、それも再発したんだ 笑」
「しゃーねぇだろ(; ・`д・´)」
「11年前の仁美さんしか知らないんだから」
「ってかどうやったらこんな綺麗になんだ!?」
「仁美さん今、女優やってんだよ」
「え!?Σ(`Д´ )マヂデスカ!?」
「まぢだよ~♪」
じーっ
ボッ!! 赤面 照
「また仁美さんが遊び始めた 笑」
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