キキィーーー！！

「死にてーのか！ このクソガキがぁ！！」

ブルルルーッ！

　　　　　　　　　　　　　　　「待てってば！」

「…ふぅ」

「もう話は済んだでしょ？」

「意味わかんないから」

「なんで今日が最後なんだよ」

「え？もしかして片瀬くん、

私の事、『自分のカノジョ』とか思ってた？ 嘲笑」

「あ？」

「好きな人がいるの、私」

「片瀬くんはご飯おごってくれる、

優し～いお・と・も・だ・ち」

「片瀬くんだっているんでしょ？」

「セフレとかお茶だけのコとか」

「何言って

「顔がいいからってみんながみんな、

あなたに夢中になるとは限らないんだから」

「ここまで言わないとわかんないってホントバカね」

「誰なんだよ」

「は？」

「誰なんだって聞いてんだよ！」

　　　　　　「お礼はあのガトーショコラってことで＾＾」

「なんで片瀬くんに教えなきゃいけないのよ」

「自分よりもいい男がいるってのが気に食わないだけでしょ？」

「あなたにメロメロな女は他にた～くさんいるんだから、

そっちの相手してあげれば？」

「なんだよそれ！怒」

がしっ！

「！？」

ずずっ　

「『大人の男の人』が好きなんだろ？」

　　　　　　ずっ

　　　　　　　　　ズズズズッ

「大人しくしてろって言ってんだろ！！」

　　　　　　　　　　ズズっ

「いやーーーーーっ！」

びくっ！

「！？」

ざわざわ

　　　　　　　　　　ざわざわ

　　　　　　　…タタタタタタ

「ちょっ待てよ！」　

　　　　　　　　　　　　　　　　ざわざわ

「…はぁ…はぁ…はぁ」

結局ここ来ちゃった…

キィ…　コォ…

キィ…　コォ…

「…ふぅ」

キィ…　コォ…

キィ…　コォ…

「…ぐすっ」

キィ…　コォ…

「…ぐ、ぐすっ…ぐすっ」

キィ…　コォ…

「…う゛っ…ぐ、ぐすっ」

キィ…

「…かなたく～ん…ぐ、ぐすっ」

コォ…