エピソード52



パチッ

         パチッ




「ハッピバースデーィ トゥ~ ユ~♪」

「ハッピバースデーィ トゥ~ ユ~♪」





「わあー!!」





「ハッピバースデーィ トゥ~ ユ~♪」

「ハッピバ~スデ~ィ トゥ~ ユ~♪」


「ハッピバースデーィ トゥ~ ユ~♪」

「ハッピバースデーィ トゥ~ ユ~♪」


                        

                        「ハッピバースデーィ トゥ~ ユ~♪」


「ハッピバースデートゥーユー♪」


   「ハッピバースデーィ トゥ~ ユ~♪」







「ハッピバースデーィ ディア♪」

「ハッピバ~スデ~ィ ディア♪」


「ハッピバースデーィ ディア♪」

「ハッピバースデーィ ディア♪」


                        「ハッピバースデーィ ディア♪」


「ハッピバースデー♪」

「んふふ~^^」


   「ハッピバースデーィ ディア♪」







「さぁなぁえちゃ~~~~~ん♪」

「さぁぁなちゃ~~~~~ん♪」


「さぁなぁえちゃ~~~~~ん♪」

「さぁなぁえちゃ~~~~~ん♪」


                        「さぁなぁえちゃ~~~~~ん♪」


「んふふ~^^」


   「さぁぁなちゃ~~~~~ん♪」


「あら 笑」

「あは 笑」




「ハッピバースデーィ トゥ~ ユ~♪」× 6 



 

「スゥーーー…」




「ふううぅうぅ~~~~!!」


パチッ

         パチッ


  「おめでとー!」


ぱちぱち

「おめでとーう!」


「んふふ~^^」

               ぱちぱち

「おめでとーう!」

         ぱちぱち

「おめでとーう!」

ぱちぱち

「おめでとーぅ!」

「おめでとー!」

       ぱちぱち






「うわぁ!かわいい~♡」

「超美味しそう~♪」

「でしょー!」

「とっておきを用意したの^^」


「遥架さん、このケーキ」

「『プッスィエ・ドゥ・フィー』のですよね」


「桜ちゃん、知ってるの!?」


「私も結構スイーツ好きで、

いつか食べたいなぁって思ってたんです」


「でもここって結構ねだ

「あー!まいさん、プレゼントは?」





「えーっと…それが…」




「用意してないんです、私も」


「ええぇえ!?」×5




「招待状に『プレゼントごふよー』って書いてあったので」

「てっきり麻衣さんが用意してらっしゃるのかと思ってました」


「私もそう思ってました!」




「私も用意しようと思ったんですけど…」

「さなちゃん、今年はいらないって」



「さなちゃん、どうして今年は

プレゼントいらないの?」



「おにーちゃんのおてがみが

さなのプレゼントなの」



「…じゃあ」


「お手紙を先に読んだほうがいいのかしらねぇ」


「ケーキはどうしましょ、

一旦冷蔵庫に戻したほうがいいのかしら?…」


「たーべーたーいー」


「くす^^」

「ふふ 笑」

「あは 笑」


「じゃ私ナイフ持ってきますね」

「あとフォークとお皿も」


「あ、私も手伝います」


「ありがとう、桜ちゃん」

                          タタタタターッ!!




「7人だから…どうやって切り分けましょ」


「あ!私アプリあります!」


「ハッピバースデートゥーユー♪」




「こうやって人数入れて

カメラをかざすと…」


「スゴい!

切り分けるとこが表示されるんだぁ!」


「あら!ハイテクねぇ!!」


「ふふ^^」

「しおりちゃん、ここ?」

「くす^^」

「もうちょい右で…

そこです!」

♪~

「あれ?私なんか変だったかしら 笑」

「いえいえ!」

「なんだかこういう『お誕生日会!』って

久しぶりだなぁって」

「ね、智子さん^^」


「ええ^^」

「ちょっと…不思議ですけど」


「ちゃんと7等分されてる!」


「ふふーん^^」


「ハッピバースデートゥーユー♪」


「でもさなえちゃんの分は、

少しくらい大きくてもよかったような…」


「あ」


「ど、どーんまーい! 笑」

「笑」

「あは 笑」

「笑」

「笑」



♪~



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