Episode.10
ガラガラガラァ…
「あ、よーすけくん」
ガラガラガラァ…
チャリン チャリン♪
「久々の罰金 笑」
「しかも200円 笑」
「仁美さんはなにしてたの?」
「ん?」
「ぎゃ・く・さ・ん♪」
「お!アイデア妊娠したんだ!」
「んー…」
「想像妊娠かもしんない 笑」
「『なんかちげー』はあったんだけどね」
「「さて、それをどうしましょ?」って感じで 笑」
「ちょっと行き詰まってる」
チャリン♪
「なに自分でいれてんの? 笑」
「じゃあ、これから気分転換に」
「アカペラを聴きにご一緒しませんか?」
「ふふ 笑」
「なーるほどね♪」
「ふふ 笑」
「でもなんでアカペラ?」
「ほら俺の、
吹奏楽のやつが採用になって」
「うん」
「治氏も前通ってた大学の、吹奏楽の人と
話してくれてるみたいだし」
「うん」
「言い出しっぺの俺がなんもしないのもアレだし」
「『逆算』のヒントも見つかるかなぁって思って」
「それでおさむしぃやB組に、
「アタシ誘って行けばいいのに」って
言われて、ここにきたと」
「…まぁ言われたのもあるんだけど」
「だけど?」
「純粋に、仁美さんが隣にいてくれると嬉しいかなぁなんて」
「…ダメ?」
「いいよ」
「ホント!」
「うん、ホント♪」
「や」
「や?」
「やったぁー!!ヾ(≧∀≦☆)」
「あは 笑」
「超喜んでるし♪」
「だってようやく慣れて、
こうやって誘えるようにな
(*´◡`*)
ボッ!! 赤面 照
「再発してるし 笑」
「だって仁美さん、いつもより可愛いんだもん…」
「ふふ^^」
「じゃ観にいこ!」
「う、うん」
ガラガラガラァ…
「あ、よーすけ」
「なな、なに?」
「手ぇ繋いじゃったりとかぁ、するぅ?」
ボッ!! 赤面 照
「さ、さ、さすがにそれは」
チャリン♪
「まだむ、無理です…」
「あは 笑」
「だよね♪」
「行こ!よーすけ」
「うん」
タタタタ…
「よーすけ、ドアー!」
「あ」
タタタタ…
ガラガラガラァ…
タタタタ…
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