эпизо́д.14-2




♩~♩~♩~


♩~♩~♩~
♪(;´∀`)



「じゃあ、皆さんだけで歌ってみましょう」

「さん、はい!」


♩~♩~♩~


(・・?)


「なんか足りない感じがしますよね」


(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン



「それは皆さんの耳がちゃんと、『ハモり耳』になってる証拠です^^」


おおー



「じゃあ初参加の森下さんには

              

              「はい!」

♩~♩~♩~


ってラインにチャレンジしてもらって」


            ♩~♩~♩~


「うん、それで」


「それで結構ハモれる寺田くんに…

「お、俺ですか!?」


うん^^


♩~♩~♩~


って何気にカッチョいいな、このライン 笑」


♩~♩~♩~?


「ちと惜しい!


♩~♩~♩~


♩~♩~♩~

それそれ! 」



「って2人に教えてる間、みんながつられないよう、

耳塞いだりしてる光景がちょっとおもろい 笑」



「じゃあもう一度、森下さんと寺田くん以外の、

皆さんだけで歌ってみましょう」

「さん、はい!」


♩~♩~♩~


「で、森下さん・寺田くんの順で加わって」



♩~♩~♩~


「和音が鳴ったのが皆さんにも分かったと思います」


(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン



「実はこれでもまだ何か足りません」


(・・?)



「わかる人、いるかな?」

「お?森下さん」


              「メロディー?」

「そう、メロディー!」


おぉ



「それじゃあメロディーを…愛ちゃん」

「あ、はい!」


「愛ちゃんはどんなライン歌ってた?」


♩~♩~♩~


「そしてみんな耳を塞ぐ 笑」




「愛ちゃんは初回から来てくれているので、

ハモる時のアンテナが、結構養われてます」


「そのハモる際のアンテナ全開で、メロディーを歌ってみて」

「メロディーを歌うっていうより、たまたまそういうラインだったっていう、

そっちの意識で」


「はい」




「テンポはゆっくりめで行きましょう

愛ちゃんは、


あ~りがぁと~~ぅ♪


他の皆さんは


♩~♩~♩~


くらいで」



「どうせだから、愛ちゃんこっち来て歌って」


「あ、はい!」



「ではいきましょー」

「いち、にぃ、さん、はい!」


あ~りがぁと~~ぅ♪

♩~♩~♩~


(О´∀`о)ザワ(・Д・)ザワΣ( ̄。 ̄ノ)ノ



「ハーモニーに包まれた感じがしたでしょ?」


(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン



「歌に於いて「ハーモニー」は結構重要な要素であること、

そしてメロディーもその重要な「ハーモニー」の役割も担ってること」

「それを体感できたと思います」



「今度は!」

「ってまた声デカかったね 笑」



「感情表現でハモっていただきたいと思います」





「謎だよねぇ~、「どうやるっちゅうねん!」って思うよねぇ~ 笑」



「コードがちょっと小洒落た感じなので逆に」

「『ありがとう』をムッチャ悲しい『ありがとう』にしてみましょう」



「『この人だ!』って思える人に出会って、恋に落ちて深い絆で結ばれて…」

「でもある日突然倒れた相手は、

実は重い病を患っていて余命半年だと宣告されて」



「最初はその現実を受け止められる余裕もなかったんだけれど、

深い絆で結ばれた2人の時間は、たとえ短くても

明るい時間を過ごしたいっていう結論に落ち着いて」



「映画観たり、遊園地行ったり…」



「相手が元気なうちはできる限りの楽しい事幸せな時間を満喫して」

「命の期限が迫ってくと、当然身体は衰弱してゆくんだけど、

なるべくその時間も2人で作った幸せの、思い出話をしたり」


うるっ


「その、命の灯火が消えかかってる、相手に伝える、

『ありがとう』っていう感謝の気持ち」



「…ってなんで川口くんが、ウルッってなってんの 笑」


「俺、こういうの弱いんすよぉ~」



「でも川口くんは、感情のハモりは得意そうだね、きっと^^」


「やった!」



theSUNreason.

文字を楽しむ 『文楽(ぶんがく)』 日常をそのまま切り取る 『フォトグラファー』 日向理のホームページへようこそ。