эпизо́д.37-1
じーっ
「『面会謝絶』。。」
そりゃそうか…
「ありがとうございます!また来ます!」
「はい」
んー…
どうしよ
「『かすみさん』とは、
結愛ちゃんとふたりで会うか」
キャッ キャッ
ワーーイ!
「・・・」
「なるほど…」
「大体わかった」
「で」
「どっからどこまでが『回想シーン』なのかは…」
「触れずにいていただければ^^」
「了解です」
「それでその、ゆあちゃんとは
どうやって連絡のやり取りをしてるの?」
「えっと、結愛ちゃんはまだ小学生なので」
「ケータイみたいな類は持ってないので」
「なのでこの公園で待って、
わたしが結愛ちゃんに見つけてもらう感じなんです」
「じゃあここでもう少し待っていれば、
ゆあちゃんは来るのね」
「はい・・」
「結愛ちゃん、かすみさんに会いたがっていたので」
「頻繁にわたしを探してるんじゃないかと」
「でもゆあちゃんが来て…
そしたら私たち、何をするの?」
「えっと…」
「フントくんといた時もそこで行き詰まってしまって…」
「咄嗟にフントくんが4人目を捜すって話をしだして…
それでかすみさんにたどり着いたっていうのもあるんですが」
「空中に文字が浮かんでるなんて、
言っても誰も信じないだろうし…」
「きれいなお姉ちゃんだ!!」
びくっ
「びっくりしたぁ・・」
「あなたがゆあちゃんね」
「はじめまして!」
「ねぇねぇ」
「ん?」
「カスミおねーちゃんのカスミって…
『かすみめ』のカスミ?」
「ぷっ 失笑」
「何故『霞目』チョイス 笑」
「ふふ 笑」
「私のは『カスミソウ』のカスミに近いかな」
「じゃあ!
漢字はあの…『霞目』の霞?」
「ううん 笑」
「お母さんがね、カスミソウ好きで」
「漢字だと『花』に純粋の『純』で『花純』」
「『じゅんすい』って、
まだ習ってないから書けなーい」
「『花純』ってね、こうやって書くの」
かきかき…
「『いとへん』だ!!」
「そこに食いつくんだ 笑」
「『純粋な花』…
なんだか花純さんにぴったりのお名前ですね^^」
「ふふ、ありがとう^^」
「わたしなんて名前ひらがなだし、
親に聞いても『思い付き』としか返答がないんですよ 苦笑」
「ゆあちゃんはどんな漢字なの?」
「結愛はねぇ…
『愛を結ぶ』って書くの!」
「素敵な名前だね〜♪」
「んふふ~^^」
「でも私達、
雑談するために集まったわけじゃないんだよね」
「うっ(;・∀・)」
「その通りで、す。。はい」
「図書館行っても、関連書なんてないだろうし」
「そもそも…アレがなんなのか、調べる術すら思い浮かばない」
「ググるぅ?」
「また別の言葉で?」
「ん〜。。」
「私はおまじないというかお守りというか…
そういうニュアンスで今まで使ってたから。。」
「でもほかの人には見えない『アレ』を、私みたいに、
ポジティブに捉えてる人って稀なんじゃない?」
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