эпизо́д.37-2




「実際に横山くんもゆずきちゃんも、

私みたいな使い方はしてなかったんだし」



「それに仮に見つかったとしても、こうやって

「どうしましょ」って悩む人が増えるだけのような気も」



「んー。。」


「ですよねぇ。。」



「じゃぁ『イモ虫』ググるぅ?」



「い、イモムシ?」



「フントくんが見えるロシア語のやつ、

見た目がイモムシっぽいんです」



「それ検索して、仮にヒットしても…


横山くんだったってオチになりそうじゃない?」



「花純さんのドイツ語を検索した時も、

「タグで使ってる人がいるかも!」って思いついてたんで」


「フントくん自身、使ってる可能性は否定できませんね」




「フントお兄ちゃんも、写真のやつしてるの?」



「『写真の』ってインスタのことだよね」


「インスタはフントくんはやってないって言ってた」



「ツイッターはやってるみたいだけど…

ロシア語を打てる環境にはしてないと思うし 苦笑」


「それで呟いてたとしても、なんかくだらない



ギャグとかに…



って」




「あ」




「ん?どうしたの?」



「なんかググったら、日本語のやつヒットしました」


「しかもつぶやき」



「もしかして、横山くんの?」



「いや、これ」



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  株式会社シダル社長 @siddalshacho・1年前

  застежка-молния

  藤代市霞ヶ丘3-1-14兵藤ビル2階

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「え!?ロシア語と、、住所だけ!?」



「一年前の投稿で、


つぶやきはこれだけ…」


「あ」


「『かすみめ』のカスミだ!!」



「何故『霞目』推し(;^ω^)」



「しかも花純さん、ほら」



「フォローもフォロワーもゼロ。。」

「アイコンも初期のまま。。」



「こ、この会社の、ホームページとかは?」



「ちょっと待ってください」




「・・・」





「なんか…



昔の絵画のモデルさんの名前でヒットはするんですけど・・



その会社は出てこないですね。。」




「そっか。。


怪しさ満載だね・・」



「…ですね」





「い、行ってみます?ここ。。」



「…そのまま戻れなかったりも?」



「・・・」




「そのパターンも否定はでき…



って



結愛ちゃん、どこ行くの?」



          タタタ…




「かすみがおかぁ~!!」



「え!?一切の疑いなし!?」


「しかも徒歩!?」



「せめて電車で行かせて。。」



「結愛ちゃん、ちょっとたんま~!!」



「駅こっち~!!」



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