эпизо́д.38-1




来月のスケ、確定したから

カレンダーに書いとくね



うん、わかった



今月はオフ日が重なんなかったから

来月は重なるといいなぁ~



そうだね^^

連休が重なってたら旅行にでも行こっか



ホント!!やったね♪

私、温泉行きたいな~♨️



前回も温泉だった 笑


遥架さん、ホント温泉好きだよね 笑



だって事務所からもやっとオッケー貰えたし


一番リラックスできるんだもーん



じy




「ねぇ聞いてる?」



「…あ、なんでしたっけ?^^」



「『また』遥架さん? 笑」



「ふふ^^」




「それを…ヒノデにすっぱ抜かれたんだから」

「ウチもそれで大変だったんだからね~」


「はい、わかってます^^」



「…なるべ~く、気をつけるよう 笑」


「はい^^」



「仁美さん」


「話の続き、どうぞ」




「で」




「『その』何森遥架さんの知り合いの、


秋葉栞ちゃん」


「栞ちゃんね^^」


「やっぱり女優さんって凄いねぇ」

「『友達の友達』も、綺麗でびっくりしちゃった」



「彼女、美咲さんと同じ大学で」



「ああ、履歴書に書いてあったね」

「さすがに同じサークルではなかったけど」



「美咲さんって、サークルは何やってたんですか?」



「アカペラのサークルと…



もいっこはあんま言いたくない 苦笑」

「言いたくないって 笑」



「『石本ひかる』さんの娘さんも、その

アカペラのサークルに入ってるみたいで」



「ああ!」




「…えっとぉ



『さとみ』ちゃん、だったっけか」



「去年かなんかの学祭の飲み会で会ったかも」



「仁美さん、『石本ひかる』さん知ってるの?」




「悠斗くんの、次のドラマの顔合わせの時にもいらしてて」


「石本さん、『前田茜音』ちゃんの事務所の社長さんなんです」


「美咲さんと同じ『女社長』だ 笑」



「「その呼称で呼ばないで!」って言ったでしょ 苦笑」


「なんで男の人って直ぐ、『女社長』って呼びたがるんだろ」



「茜音ちゃん、割と僕のタイプです 笑」



じー



「悠斗くん」



「そういうスキャンダルは、


ぜーーーったいNGだからね」


「わかってますって^^」


「僕、今は遙架さんひと筋なんで♪」


「今『は』って 笑」



「悠斗くん、そういうとこ、


割と正直だよねぇ~」


「ありがとうございます^^」



「あれ?仁美さん」


「わたし今褒めた感じだった? 笑」



「どうでしょう…」


「どちらにも捉えられそうなニュアンスでした 笑」


ブブ ブブ ブブ…

「そか 笑」




カレンダー、シェアしといたから確認しといてね♪



はーい^^




「悠斗くん」




「あ」



「今事務所だから大丈夫だけど、そのやり取りも

…なるべく、人にいないところでするように」



「はは…」


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