эпизо́д.39-2




「いえいえ!」


「誰だって『幽霊』に会う機会なんて滅多にないんですから 笑」



…それでその、お知り合いの方は今は何処へ?


「無事、成仏しました^^」


なんですと!(; ・`д・´)



・・・という事は


孝さんは…なにか


怨念のようなものがお有り…なので


しょう…か?



「僕は14年前にアップロードされた、16歳のままなので」

「敬語でお話ししなくても大丈夫ですよ^^」



ゔっ(; ・`д・´)


失礼仕った…



「はは 笑」

「文人さんって面白い人なんですね^^」


「お笑いの芸人さんかと思いました 笑」


わ、私めにそのようなスキルは
搭載されてはいないかと!(; ・`д・´)



「『才能』っていうのは、持っている本人が1番無自覚ですからね^^」



「で」



「僕が14年間幽霊をやっているのは…



16歳の時に井戸に落とされて、


その井戸の上に建てられたペンションにビデオデッキがあって…」

ま、まさかの!?(; ・`д・´)



「あの映画面白いですよね^^」

えっ!?



「今のは軽いジョークです 笑」


「ゴーストンジョークです^^」



ゴーストンジョーク…なかなか独特な…



「さっき僕、「感じたり考えたりするのも、

既存の情報からしかできない」って言いましたよね?」


お、おう…



「なので自分が成仏できない理由は、知らないんです」

「『既存の情報』でしか考えられないんで」


なんですと!(; ・`д・´)



では14年も理由を知らぬままって事、なので!?



「いえいえ」


「さっき僕、文人さんに今は何年か聞きましたよね?」



お、おう…



「ここは時間の概念がないので」


「14年っていう、自分の年齢に近い年数が経っているっていう

感覚はないんです」



むむ…



なかなかに難解な設定ですぞな…



「それは書いてる人に直接文句を言ってください^^」



ぬ!?…


か、書いてる人、とは?(; ・`д・´)



「何でもないです 笑」


「ゴース

ゴーストンジョークですな!!


「笑」



「でも僕なりに」


ん?



「『既存の情報』で考えたりはしたんですけど」


はて?



「『心残り』があるからなのかもって、そう思ったりします」


心のこり…



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