эпизо́д.41-1




「ごちそうさま。」

「美味しかったよ、今日も^^」



「あら、ありがとう^^」


「至って普通の、

スクランブルエッグとソーセージと

サラダだけど 苦笑」



「うん。」


「僕にとってこれも、『おふくろの味』ってやつなのかもね。」



「おい、孝」

「ん?」


「諭おじさんから電話あったぞ」


「あ、うん。ありがとう^^」



「学校終わったら、おじさんとこ寄ってくよ。」


…それでは関東地方のお天気をお伝えします


「あ、そろそろ出なきゃ。」




「行ってきまーす!」


「いってらっしゃーい」





「…あなた」



「なんだ」




「今から言えばきっとたか

「その話はもう決まった事だ」



「・・・」



「あの子の人生だ」



「好きにさせてやれ」





「おーぃ、たかしー!」




「もぅ学校きて平気なのか」


「うん。」

「まぁ、な。」



「さっちゃん先生も喜ぶだろうなぁ」


「あと水希先輩、けっこー心配してたぞ」


「うん。」


「授業終わったら、真っ先に水希先輩のとこ行くよ。」



「いいなぁ、『年上の彼女』」


「もうその響きだけで青年男子の憧れの対象だぞ!」



「ふっ 笑」

「あ、今鼻で笑っただろーお前 笑」




「あのさ、勇治。」

「あ゛?」



「水希先輩がもし『1人で』泣いてる場面に遭遇したら…


これ、渡して欲しいんだ」


「なんだよ、それ」



「孝、先輩を泣かすような事でもこれからすんのか?」


「しないよ。」



「学校の『みずきすと』、やっと収束してきたとこなんだから」


「だよなぁ。」


「孝、ピークん時は『きょーはくじょー』とか

ポストに入ってた言ってたしな (;・∀・)」



「でもなんだよ、これ」


「水希先輩が笑顔になれる、『魔法のことば』。」



「なんだよーそれー!」

「青春マンガやん!」


「ふっ 笑」


「あー!また笑った!」



「しゃーねぇーなぁ」


「じゃあ俺が『千秋実』ばりの名脇役、演じ切ってやろうじゃないの!」



「勇治、ありがとな」

「おぅ!」




「ってかこれ、いつ来るかも分からんやつやん…」


「…生徒手帳に挟んどくか…」



「あれ?孝どこ行くんだよ」

「職員室。」



「先に沙智子先生に挨拶してくる。」

「おっけー」



「んじゃあとでー」



「うん、あとで。」





コンコン



ガラガラガラガラァ…


「失礼しまーす。」



ガラガラガラガラァ…

「お、宮村」


「あの、沙智子先生は、」


「花村先生は個別のミーティングして


ガチャ


って、終わったみたいだ」

ガチャ

「花村せんせー!」


「あ、はい!」


「あ…」

「宮村が来てますよ」





    「宮村くん…もぅ大丈夫なの?」


「はい。」




    「少し廊下で話しましょうか」



「あ、はい。」



ガラガラガラガラァ…




ガラガラガラガラァ…






「この間お母様がいらして…」



「話は聞いた」



「すみません、変なお願いしちゃって。」




「ううん」



「お願いしてくれて、


かえって良かったかも」



「ありがとうございます。」



「青野さんには・・・」


「先輩には今日話そうと思ってます」




「そっか」





「そろそろ教室に戻りなさい」



「はい、ありがとうございます。」




「あ、宮村くん」



「あ、はい。」



「先生からも、ありがとう」




「はい^^」



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