эпизо́д.41-2




「たかしくーん!」





「あ、先輩。」



「もぅ来てもへーきなの?」



「あ、うん。」



「先輩…」



「ん?」



「あの公園、これから行きません?」



「…うん、いいよ」


「じゃあ僕、自転車取ってきますね!」








キキーッ



「はい、じゃあ先輩、うしろ。」



「うん」


「乗った?」



「乗った」









「なんかいつもよりも密着してるような 苦笑」




「孝の匂いだぁ~」




「ん~!」




「安心するぅ~…」



「ふふ。」









キキーッ



「はい、到着。」



「・・・」



「バックハグもおしまい。」


「ちぇ~っ」




「よいしょっと」



「ふう~」



「水希さん」



「ん?」




「さすがに泣かなくなったね。」




「・・・」




「これでもまだ『一応』、


頑張って我慢してんだけど、ね」







にゃ~お




「あ、猫ちゃんだ」


「僕、猫に生まれたかったかも。」


「ん?」



「気ままに過ごせるから?」


「うん、そうだね。」





「あのさ、水希さん。」


「ん?」




「手ぇ繋いでも、いい?」



「…うん、いいよ」




ぎゅっ




「ふふ^^」



「これかぁ。」



「ん?」



「この温もりを『学校中の男子』が狙ってたんだなぁって。」

「ちょっ 照」



「水希さん、僕んとこに脅迫状来た時、


本気で心配してくれたもんね。」

「そりゃ心配するよぉ!」



「そん時に、



「よっしゃー!勝ったー!ヾ(≧∀≦☆)」



って思った 笑」


「あは 笑」



「女の人って男と全然違うんだね、やっぱり。」


「やわらかい^^」


「なに、『ぷにぷに』って言いたいの?」


「言ってないよ 笑」



「ふふ^^」




「水希さん、フツーにしててもじゅーぶん素敵だから。」




「整形とか…しちゃダメだよ?」



「しないよ!」

「心も素敵でいたいもん!」


「自分で言った 笑」




「あ」




「こ、これでも『一応』ファンクラブもあるんだから!」



「ふふ 笑」


「ふふ 笑」




「あのね、」


「ん?」



「おじさんから連絡があった。」




「…そっか」


「うん。」




「ウチ帰る前に連絡するつもり。」



「今、しちゃってもいいのに」


「今?」


「うん、今」



「水希さんは…平気?」



「うん…


もうへーきだから」



「じゃ、ちょっと電話するね。」



「うん」


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