эпизо́д.42-2
カチャッ キィ~
「戻ったぞ!」
「あら、随分早いわね!」
パタンッ
「それと二人とも、どこかで休憩してこい」
「あらあら、秘密のお話?」
「いいから!」
「はいはい」
「さなも?」
「ごめんよぉ、さなちゃん」
「この人たちと大切なお話があるから」
「うん、わかった!」
「さなちゃん、行くよ~」
「はーい!」
「それと社長、北川さんからお電話が」
「わかった」
カチャッ キィ~
「じゃあ終ったら連絡を
「わかったから!」
「はいはい」
「それじゃ、行ってきます」
「行ってきます」
パタンッ
「さなちゃん、パフェ食べに行こー!」
「パフェ!」
「んふふ~^^」
しーん…
「えっと…」
「突然申し訳ございません」
「今日お伺いしたのは
「待っておったぞ!勇者を救いし達よ!」
「は?」
「勇者を…
救いし?」
「まさか『おなご』が、
『わらべ』まで来るとは思わんかったが」
「えっと…」
「みなまで申すな」
「は、はぁ…」
「で」
「誰の魂を引き戻すのだ?」
「あ」
「フントおにーちゃん!」
「なんじゃ」
「よりにもよって男か」
「は?」
「もしかしてその輩は、『イケメン』ってやつ
「ううん、ちがう」
「結愛ちゃん、速攻否定 笑」
「なんじゃ、つまらん」
「『月9』のような展開を期待しちょったのに』
「案外ミーハー 笑」
「しかも『おなご』3人に救われようとは…」
「随分と情けない奴じゃのぉ」
「はぁ。」
「あのぉ…」
「ん?なんじゃ」
「あれって…」
「そもそもなんなんですか?」
「なんじゃ」
「お嬢さん方、それも知らんでここに来たのか」
「は、はい…」
「あれは『裏側』に通じとるもんじゃ」
「『うらがわ』って?」
「それは儂も知らん」
「知らないんだ 笑」
「…って、
タメ語で返しちゃった 汗」
「すみません…」
「よいよい」
「儂も敬語は苦手だからのぉ」
「気にせずともよいよい」
「それに儂は『あれ』さえも見えん」
「見えないんだ!」
「そりゃそうじゃ」
「儂が見えとったら、とうに儂が救いに行っておるぞ」
「じ、じゃあ社長さんって…」
「儂はそこへ導くもの」
「言わば『導師』ってやつじゃな」
「『導師』…」
「そうじゃ」
「話し方も『導師らしさ』を出しとるだけで、
普段はこんな話し方はせん」
「そうなんだ 笑」
「じゃあ横山くんが『勇者』っていうのも…」
「いるわけないじゃろう」
「勇者なんてものは」
「じゃあ、どうしてそんな話し方なの?」
「『雰囲気を出せ』と先祖代々言われとったんじゃ」
「雰囲気 爆笑」
「自己紹介がまだじゃったな」
「儂は導師の、『森久雄』じゃ」
「『ひさっち』と呼んでもええぞ♪」
「ひさっち!」
「呼べない呼べない 苦笑」
「あ、わたしは
「ちょいたんま」
「え?」
「いっぺんに言われても、覚えられるわけがなかろう」
0コメント