эпизо́д.44-2




「ホントだ…」



「どこ行ったんだろ…」



「あ!」

「もしかして、身体に戻った、とか?」



「その可能性はある、かもね」



「ここ開けておくと、裏側の色んなのが出ちゃうんでしょ?」

「取りあえず今はもう閉めちゃって、向こう戻ろ」



     「そう、ですね…」




「あ!」

「結愛ちゃんいないと、ここ閉められない…」



「大丈夫、あそこで隠れてるから」





|д゚)チラッ






「あ」

「ホントだ」


「結愛ちゃーん!」
「フントくん、もう元の体に戻ったっぽいから」


「もう大丈夫だよぉ」




「えっと…どっから入ったんだっけか」



「言われてみれば、こっちって『あっち』と

全然差はないんですね」




じー



「あったあった、ここだ」





「結愛ちゃーん!」

「おねぇちゃん達もこっち戻れたから」


「ここ、閉めてくれる?」




「はーい…」



まだ回復してない 苦笑


「ふっ 笑」

そりゃ小学生でアレはまだキツいでしょ



「お姉ちゃんたち、聞こえてるぅー」



「あ、そっか 苦笑」
















「でも今思ったんだけど…」



「ん?なにをですか?」



「ファスナーの指で摘む部分」



「結愛ちゃんが見えて、開け閉めできるんなら、

別にフントくんじゃなくても大丈夫なんじゃない?」


「確かに!」



「あ、でも」

「それだったらそれで、あそこの社長さん…


名前なんだっけ (;^ω^)」

    「ひさっち!」



「そうだそうだ」



「その『ひさっちさん』が

結愛ちゃんでも閉められる事、

あん時に教えてくれたと思うんですけど」



「でも「自分は『教師』ではなく『導師』」って言ってたし…」



「ひさっちんとこ、もいっかい行くぅ?」

「それは無理!」



「はは…(;^ω^)」


「取りあえずフントくんが無事に体に戻ってるのか、

確認する必要はありますね」




(。・ω・。)




「結愛ちゃん、安心して」


「フントくん、意識は戻っても

身体は横になったままだったから」



「暫くは会えないし。意識が戻ったかどうかの確認は

お姉ちゃん達2人で行くから」




「うん(。・ω・。)」




「『アレ』の後にまたフントくんに会うの、

結愛ちゃんにはハードル高そうですね」




(。・ω・。)





「うん、相当高いね…」



theSUNreason.

文字を楽しむ 『文楽(ぶんがく)』 日常をそのまま切り取る 『フォトグラファー』 日向理のホームページへようこそ。