эпизо́д.47-1





「ここ?」


「うん、ここ」



「結構賑わってるね」


「県外から車でくる方がいるくらい、

知る人ぞ知る、弁当屋なのでございますのです」



「結愛、からあげ食べた~い」


「さすが結愛さん、お目が高い!」

「唐揚げ弁当は人気No.1なのです!」





ジュワワァーー!




カリカリ…



   「のりハンバーグとから揚げ、お待たせしました~^^」



「ありがとうございました~^^」



「あら愛菜ちゃん^^」

「ご注文どうぞ~」



「えっと、のりハンバーグ2つとぉ…」



「から揚げ1つお願いしまーす」



「のりハンバーグ2つとから揚げね」

「1、700円になります^^」


「はい」


「はい、300円のお返しですね」

「少々お待ちくださ~い^^」



ジュワワァーー!



カリカリ…




「来ない間にメニューが結構増えてる!」




     「油淋鶏2つ、お待たせしました~^^」



「あ、はーい」



「ありがとうございました~^^」



「お待たせしました~…って



フントくん、久しぶりぃ!」



「お久しゅうございやんす」



「大学はどう?」


「キャンパスライフをエンジョイしちょります!」

「先輩はお元気で」



「勉は東京で一人暮らししてるわよ」


「そうでございましたか!」




「フントくんの…『ガールフレンド』の皆さん?」


「いや!違いまする!」

「某には一生『モテ期』は来ないかと!」


「あら、お客さん来ちゃったわ!」



「ご注文お決まりでしたらどうぞ~」


「えっとぉ、カツカレーとのり弁で」


「カツカレーとのり弁ですね^^」

「950円になりまーす^^」



「はい、50円のお返しですね」

「少々お待ちくださ~い^^」



ジュワワァーー!



「皆様、お決まりでしょうか」

カリカリ…


「うん」

こくり

「からあげ~!」



「オーダーお願いしまする!」



「はーい!」



「ご注文どうぞ~^^」


「豆腐ハンバーグ弁当を」

「あ、わたしも」


「おいどんは油淋鶏で」

「あと、から揚げのハーフを」



「豆腐ハンバーグ2つと、油淋鶏、

から揚げハーフですね^^」


「お会計は…

「一緒で!」


「え。。でもぉ」



「今日はわざわざ御足労いただいてる身なので」

「ここは是非とも私めに」


「一緒でお願いしますです!」



「はーい」

「じゃあ1,850円ね^^」


「ゔっ(; ・`д・´)」


「ギリだった…」



「はい、じゃあ150円のお返しね」

「少々お待ちくださ~い^^」



ジュワワァーー!



カリカリ…





「フントくん、お店の人と知り合いだったんだ」


「ここの次男坊が中学の時の部活の先輩で」



「なに部だったの?」


「す、水泳部でございます!」



「フントお兄ちゃん、泳げるの!?」



「…犬かき、とか?」


「ぷっ 失笑」



「い、一応『バタフライ』まで、
習得済みでございます!(; ・`д・´)」


「それすごい」




「愛菜ちゃん、お待たせしました~^^」



theSUNreason.

文字を楽しむ 『文楽(ぶんがく)』 日常をそのまま切り取る 『フォトグラファー』 日向理のホームページへようこそ。