эпизо́д.50-1





「ごちそうさまでしたぁ~!」



もぐもぐ

「で文人ぉ」


「ん゛?」


「なんの用事があってこっち来てるの?」


「ゔっ(; ・`д・´)」



「そ、それは…


母上様のお顔を久しぶりに拝見しようと」

「効力ゼロの嘘ついた」


「ゔっ(; ・`д・´)」


「それだったら最初からこっち来てるでしょ」


「ふっ 冷笑」


もぐもぐ



「えっとぉ、そのぉ…」



「お母さまは、


『孝くん』の話、


…文人君から聞いてますよね?」


「『たかしくん』?」


「幽体離脱しちゃった時の」


もぐもぐ


「!」

「ああ!意識が戻らなかった時の!」



「お父さんと二人で

「変な夢でも見てたんだねぇ」って言ってたんだけど」


「なにその話、わたし知らない」


「ちょうどお父さんと2人でね、お見舞いに行った時に、

文人の意識が戻ったんだけどね」


「説明、そこからなんだ (;・∀・)」


「最近の妹の人生には、

自分の出番は全くないようで」


「戻るなりいきなり「いやーーん!」なんて

妙な声出したかと思ったら」


「あ」


(。・ω・。)



「その「『たかしどの』との約束を果たさねば」とか、

「果たしてご学友はそこに居られるのだろうか」とか」


「ヘンテコな事言い出したもんだから」



「一瞬「おかしくなっちゃった!?」ってなったんだけど」



「「脳に損傷はない」って先生から聞かされてたから、

結局お父さんと2人『変な夢』って事で落ち着いたのよ」




「でもその『変な夢』を、

なんでかすみさんとかが知ってるの?」


「それはお母さんも知らない」


         「ごちそうさまぁ~」



キュイッ

ジャー


カチャカチャ


「三人がお見舞いに来てくださったのも」

「意識が戻ったあとだったし」



「皆さんって、どういう関係で

「ザスチェジカ‧モールニャ!」



「ん?」



「なんか聞いたことあるわねぇ」


キュイッ


「お兄ちゃんのひとり言!」


「妹の人生に、久しぶりの兄登場(T ^ T)」


「そうそう!」


   「ちっちゃい頃しょっちゅう言ってたやつね」


「でもなんでゆあちゃんが

お兄ちゃんのひとり言を知ってるの?」


「嗚呼、『お兄ちゃん』が胸に響く(T ^ T)」


「結愛も見えるの、ちがうのだけど」


「見える?」

「違うの?」


「結愛だけじゃなくって、

お姉ちゃんたちも見えるの」


「かすみさんやゆずきさんも」

「…見える??」



「『孝くん』との約束を果たしに、

私たちここまで来たんです」


「『孝くん』の先輩に会いに」




「えっとぉ…




もしかして。。





皆さんも交通事故かなにかで?」



「いえ!頭は正常に動作して

…ると思います」


「結愛たちがね、

フントお兄ちゃんを助けたの」


「ゆあちゃんたちが?」


「うん」


( ゚ ρ ゚ )ボー



「うーん…」


「お母さんには全然分からないや」



    「アイス食べたくなったから、



コンビニ行って買ってくるわね~」



「逃げた」



カチャッ


キィ~




バタンッ

ガ‥カチャッ



「じゃあ」



「皆さん、

事故現場にいた人…って事?」



「ううん」


「結愛たちが助けたのはね、

半分ユーレイになったお兄ちゃんなの」



「『半分幽霊』?」


「うん」

「お兄ちゃんのカラダは、びょーいんで寝てたでしょ?」


「う、うん」


( ゚ ρ ゚ )ボー


「でもね」

「お兄ちゃんのココロは、ユーレイになっちゃってたの」



「心が幽霊…」




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