5−33
「よーすけ!」
「!」
「陽介氏、こっちに気付いた!」
タタタタタタ…
「…って
なんかムッチャ速いんだけど!?」
「陽介、もうジョン化してる!」
「もう!?」
「ってかなんだよあの脚力は!?」
「足元思いっきり砂なのに…俺よりはえぇぞ、あれ…」
「陽介氏、高校ん時はバスケ部だったって、確か言ってた」
「うわっ!きたっ!」
タタタタタッ!!
ぎゅっ
「仁美さんの」
「腕を掴んだ…」
ぐすっ
ぐすっ… ぐすっ…
「よーすけぇ…(T ^ T)」
ぐすっ
ぐすっ
「よぉすけぇ~…えっ えっ…」
「おい希ぃ!俺がジョン呼んだらどこに戻るんだ!?」
「そんなの分かるわけないじゃん!」
「もう、呼ぶぞ!!」
「ジョン!ハウス!」
!
キョロキョロ
!
すたすたすたっ!
ぴたっ
「な、
なんじゃこりゃ…」
「初ジョンだ…12年越しの、念願の…」
「ようすけ…」
うっ
「ごめんな~ 泣」
ぐすっ
ゔっ ゔっ…
「ごめんな~、よ~すけぇ 号泣」
ゔっ ゔぐっ…
「むちゃくちゃ変な状況なのによぉ…」
「もらい泣きしちまうじゃんかよぉ~泣」
ぐすっ
「ジョンもやっと帰ってこれたんだね…ぐすっ」
「う・・」
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